デジタル周期表

 人工元素ってなに?

 人工元素とは、自然界には存在しない、人間が作った元素の事を言います。周期表で言うと、43,61,93〜109までが挙げられます。ただ、ネプツニウム(43)とプルトニウム(94)は人工放射性元素ですが、例外的にウラン238の崩壊生成物として、微量ながらウラン鉱石中に存在することが分かっています。
 原子はプラス電荷をもった1個の原子核とその周囲を回る多数の電子からできています。原子核は陽子と中性子からできていて、元素の性質は陽子の数で決まります。このことから、陽子の数を人工的に変えてやれば新しい元素ができるはずだ、と科学者たちは考えたのです。
 そして、粒子に高いエネルギーを与えて原子核を壊すための装置「サイクロトロン」が1929年に考案されました。この装置が開発された事により、人工元素の研究が進みました。

 人はなぜ人工元素をつくるの?

 人工元素の中には、寿命が短いものも少なくありません。せっかく作っても、1秒も持たずに壊れていってしまうものもあります。そんな、人工元素の研究は何の役に立つのでしょうか。科学者の「科学的興味」や、「国の威信をかけた競争」という側面。また、人類が昔から夢見ていた「錬金術」が可能なのではないかという期待を抱いての研究。恒星が最期を迎えたときに「人工元素」のようなものができるのではないかという予想を実証するための、天文物理学に通ずる研究などがあります。

 人工元素には、人名や発見された場所、地名などに由来して、例えば以下の表にあげた元素名のように独特の名称がつけられています。

人工元素の名前の由来

 デジタル周期表では、人工元素を少しでも身近に感じてもらえるよう、イメージ画像と共に説明をつけています。人工元素の世界を楽しんでください!

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